特徴の概要

上開下開型
(じょうかい げかいがた)

 「口」という漢字において、1画目と3画目が接する左下の接筆部を「下部接筆部」といいます。上部接筆部が開いている書き方のことを接筆開といいますが、それに加えて下部接筆部も開いている場合、この上開下開型になります。

特徴の解釈

 書き始めにあたる上部接筆部と違い、下部接筆部は書き途中にあたるため緊張がゆるみやすい部分です。そのため、下部接筆部は自分自身の精神的な姿勢がよく投影されます。ここが開いているということは、自分に甘く紐が緩いということです。他人にも厳しさを求めません。気楽な付き合い方を好み、気前のいい人物だといえるでしょう。お金は入ってきますが、金遣いもよい傾向があるため、あまり貯まりません。

アドバイス

 上開下閉の書き方を意識して、けじめをつけることを心掛けてみましょう。もともといろいろなものが入ってきているので、お金も貯まるようになりますよ。

関連のある筆跡特徴の例

その他

 「口」という漢字は、しばしば四角の容器にたとえられます。上も下も開いていると、上から入ってきたものも豪快に容器の下へと出ていってしまいます。