特徴の概要

頭部突出控え目型
(とうぶとっしゅつ ひかえめがた)

 すでにある横線に対して、1本の縦線をその上のどの位置から書き始めるかによって突出度が決まります。突出度が低いか、全く突出していない場合、頭部突出控え目型にあたります。「様」の場合、木へんの縦線で判断できます。

特徴の解釈

 横線があり、そこに1本の縦線を打ち込むことは、大勢の人がいる中で自分1人が壇上にのぼる感覚に近いといわれています。その縦線が上にほとんど出ないということは、前に出ることを好まず、命令するより協力する方が好きという気持ちの表れです。いばったり鼻にかけたりといったことはなく、人付き合いは非常に良好。上司にも同僚にも敵はほとんどいません。サポート役に徹することで自分を活かすことができるタイプだといえます。

この特徴をもつ偉人

大平正芳(1910~1980)
 第68~69代内閣総理大臣。読書家で、政界屈指の知性派と名高い。1970年代に熾烈な派閥争いを繰り広げた「三角大福中」の1人だが、その中で唯一内閣官房長官に任命されている。

アドバイス

 人の意見に左右されやすく、イエスマンになりがちです。しっかりと自分の意見をもつようにするといいでしょう。

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