特徴の概要

左ばらい長型
(ひだりばらい ちょうがた)

 左下方向への「はらい」が非常に長い場合、左ばらい長型にあたります。「様」の場合、3画目のはらいの長さが判断材料になります。

特徴の解釈

 右のはらいは字の最終画にあることが多いですが、左はそうでないことがほとんどです。はらいを長くするほど次の画に移動する距離が長くなってしまい、書字の効率は悪くなってしまいます。にもかかわらず左ばらいを長くする人には、目立ちたい華やかな心があると考えられます。勢いよくはらって長くすれば、それだけで華やかな文字になります。しかし、ただ長ければいいというものでもありません。どれくらい長いと美しいのか。それを無意識のうちに計算する「美意識」を持っている人物で、スター性があるといえます。

この特徴をもつ偉人

一休宗純(1394~1481)
 「一休さん」としてとんち話で有名な僧。とんち以外の逸話にも奇行が目立ち、その中には社会を風刺したものもある。
源義経(1159~1189)
 武将。鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟にあたる。その非業の死は人々の同情を誘い、後に数多くの伝説や物語が作られた。

アドバイス

 派手好きなのが災いして、お金を浪費しがちです。手遅れにならないよう、自制の心を磨きましょう。

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